謹啓 向寒の候 皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は日本建設組合連合の組織運営にご尽力を賜りまして、誠にありがとうございます。
さて、本年11月12日を持ちまして、日本建設組合連合は昭和43年の創立より40周年を迎えることとなりました。これもひとえに、日本建設組合連合に対するご支援とご協力の賜物であると衷心より深謝申し上げる次第でございます。
創立40周年を迎えることとなりました日本建設組合連合でございますが、これから歩んでいく道は多難でございます。現在、加盟組合の組合員数の減少傾向に歯止めが掛からない状況となっております。その一端は建設連合国民健康保険組合における保険資格の適正化調査から始まったかもしれませんが、現状はそうした理由とは根本的な性質が異なり、建設業からの転職や廃業で組合を離れていく者が後を絶ちません。この一年足らずの間に重層構造を形成しております建設業界自体がひと際大きく傾き始めており、特に弱者的立場に位置しております零細建設事業者を蝕んでおります。すでに業界内に踏みとどまる気力が限界を超えてしまった仲間たちが次々に建設業界を去っております。不況時のセーフティーネットとしての役割も担ってきた業界自体が長引く不況で疲弊し、弱体化し、強者主導のもと非常に厳しい業界再編の波へと飲み込まれつつあります。また、状況に拍車をかけるように、金融市場の混乱により深刻な打撃を受けることとなった日本経済は恐らく向こう数年間は不況が継続することとなるでしょう。
日本建設組合連合の歴史を俯瞰し、過去の運営上、組織的な離合集散の結果、組織存亡の危機がございましたが、それ以外は今日までの数十年に渡り大きく翼を広げるが如く拡大の一途を辿って参りました。しかしながら、今、時代の大きなうねりの中でその翼はもがれようとしております。先達が血の滲むような努力を惜しまず守り続けてきた建設労働者、職人、一人親方、零細建設業者の経済的並びに社会的地位と技術向上のため、また、それに伴う全国的な運動を展開するための推進母体としての日本建設組合連合を未来へと繋げていくために、組織に携わる私たち全員がこの40周年という節目に、その意味を真剣に捉えなければなりません。
喫緊のテーマとストラテジーは、広範な意味での「選択と集中」であると考えております。真に必要なものだけを残し、特化し、進めていくことこそが組織基盤を強固にしていく近道となるでしょう。これは各種事業や運営体制などを含めた全てに通用する論理であり、方法論でございます。そうした観点からもう一度組織運営を捉え直し、危機的状況にある建設業界と零細事業者を支えていくための最大限の努力を払って参りたい所存でございます。
今後も日本建設組合連合が50年、60年と運営並びに運動を進めて参りますためには,、皆様からのご芳志とご協力が不可欠でございます。改めまして日本建設組合連合へのご協力をお願い申し上げますとともに、40周年の良き日を迎えられましたことをここに御礼申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
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| 謹白 |
| 平成20年11月吉日 |
| 日本建設組合連合 |
| 会 長 菅 野 一 夫 |
| 副 会 長 黒 島 博 人 |
| 副 会 長 細 見 泰 弘 |
| 専務理事 佐 藤 正 樹 |
| 役 職 員 一 同 |
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