日本建設組合連合
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会長コラム
「新年度を迎えて」

加盟組合職員 各位

年度末、新年度と日常業務に日々追われていることでしょう。特に、どの地域の組合も今般実施となった国保組合の資格適用の適正化再々調査に苦慮していることは、手に取るように分かります。私も、政治的な力で状況の改善へと必死に取り組んでいます。しかしながら、他に良い方策が見つからない限り、また現行法制度が劇的に変化を遂げない限り、こうした事態を打開することはできません。自らの手で潔白を証明すべく何とか頑張って書類等を集めてください。組合員の方々は腹を立てたりもするでしょうが、窓口の職員の言葉で、コミュニケーション能力で、何とか組合へ提出してもらえるように対処してください。

国の政策により、建設業は<談合問題>、<耐震偽装問題>を繰り返さないように法改正が進められている最中です。それにもかかわらず、未審査の状態で建築資材が作られていたことが発覚したりと、最近の建設業界はまさに踏んだり蹴ったりの状況です。建設業界の大恐慌ともいうべき冬の時代が続いています。大手ゼネコンでも状況は厳しく、接待も自粛し、夜の街は火が消えた感じです。当然のことながら仕事量も減っています。

世界から見た日本経済の力を表す株価指数も年度末に大きく値を下げました。為替は円高に振れていますが、日本の円が強い訳ではなく、強い国であるはずのアメリカが弱体化してきているからでしょう。戦争に多額のお金と犠牲を払ってきたツケが、経済までも弱らせることになっています。一方、日本は企業全体の景気は悪くないのでしょうが、法改正等の実施により、派遣社員から正規社員への転換に必要となる福利厚生費や待遇改善措置に経費が裂かれ、一向に賃上げには結びついていません。建築、不動産ともに動きが無い現状を変化させていくことを政治が真剣に考え、個人消費を含む内需拡大へと取り組んでいくべきでしょう。昨日で期限切れとなった暫定税率によって、ガソリンがわずかに値下がりしたとしても、根本的な消費マインドが向上するとは言えません。

今年も私たち建設連合は、加入者を増やしていく努力をすることから始めます。加入キャンペーン等を実施し、組合員の方々の口コミを増やすことに全力を尽くしてください。この厳しい現状を乗り越えることができれば、必ず景気は回復し、零細建設業者や一人親方の人々にも新しい力が湧いてくることでしょう。今は、組合も組合員も我慢の時です。職員たちの言葉で、組合員やそのご家族を癒してあげてください。

平成20年度は大変厳しい年度となるでしょうが、職員全員が一つになって、「目標達成」に向かって一意専心の気持ちで業務に励んでください。心からお願いします。
以 上 


日本建設組合連合 会 長  菅 野 一 夫



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